注目メーカーを徹底解剖

差別化提案のチャンス!いま話題の商材で集客型ビジネスモデルを展開                   (トクラス株式会社)

栗原はるみプロデュース『harumi's kitchen』の魅力に迫る。“料理をもっと楽しむためのプロジェクトを始動”

「harumi's kitchen」は約1年をかけて開発し、ついに4月22日に販売を開始した。栗原はるみさんの料理家としての経験に基づくアイデアを織り込み、「料理をもっと楽しんでほしい」という思いをたっぷり詰め込んだ新しいシステムキッチンだ。使いやすい可動式のワークトップワゴン、広々使える人造大理石カウンター、遊び心のある収納、便利なサブキッチンなどワクワクする工夫が満載である。どうすれば毎日楽しく暮らせるのか、と追及しては自宅のキッチンを入れ替え、ようやく11回目で理想に近づくことができたという栗原さん。そのキッチンを多くの方に取り入れて欲しいと思い、某キッチンメーカーに相談してみたところ、難易度が高いという理由で断られてしまう。しかし、トクラスならではの技術を活かせることがわかり、念願の理想のキッチンが実現する運びとなった。

そして販売開始い合わせて、「料理をもっと楽しもう」をコンセプトにしたプロジェクト「harumi's kitchen ambassador(アンバサダー)」を始動。栗原はるみさんの楽しい暮らしを学び、「楽しむ輪」を広げ、地域で開催するコミュニティを通じて様々な情報交換やスキルアップに繋がる活動を実践していく。 

 幅広い世代から愛される人気料理家 

好きな色は白×ネイビー

栗原はるみさんは、家庭料理を中心としたアイデアあふれるレシピをはじめ、暮らしを楽しむコツやライフスタイルを提案している。オリジナルの食器やキッチン雑貨、インテリア小物、エプロン、ウェアなどの生活雑貨や、買い物と食事が一緒に楽しめるレストラン&カフェを全国の主要百貨店などで展開。著書は累計発行部数2800万部を超え、年代を問わず幅広い層から支持されている。また、親子で料理家ということでも知られており、息子さんの栗原心平さんが出演されている料理番組をご存知の方も多いだろう。

爽やかな白いシャツとお気に入りのデニム。そんな心地よいコーディネートを連想させる「白×紺」。キッチンは清々しい白をベースに、キャビネットとワゴンのスチール部にネイビーを配色。最もこだわったと思われるネイビー色については、ミッドナイトブルーでキッチンには濃すぎるため、紺より少し明るめのブルー系に決めたという。これはピアノ塗装の技術を活かした色で、同社ならではの絶妙なニュアンスで表現した仕上がりになっている。ワークトップの色は真っ白ではなくハイグラナーホワイトに、シンクは淡いグレーという配色も栗原はるみさんの世界観が感じられる。

 自分らしい変化を楽しむキッチン

ブランド力を活かした顧客づくりを

「料理を楽しむ」ためのアイデアのひとつに、カウンター壁面の棚「ハンディシェルフ」がある(オプション)。カウンターと同じ人造大理石で設けた奥行き12cmの棚で、飾り棚にちょうど良いサイズ。普通ならキッチンツールを置きたいところだが、あえてテンションが上がるような好きなものを並べ、眺めるたびに楽しくなる場所にするという。全部がキッチングッズではなく、楽しい場所を作っておくことがポイントなのだ。

また、キャビネットやストッカーの中には仕切りがない。長い目で見て考えた結果、細かく決めこまないことにより、「自分で考える楽しみ」が生まれる。ライフスタイルや季節の変化にその都度合わせながら、中身を入れ替えることが「楽しみ」となり、使いこなしてこそ愛着が湧くという。「自分らしいアレンジをする楽しさ」とは、もしかしたらいわゆる「家事ラク」とは反対なのかもしれない。機能的に便利なキッチンだけでなく、楽しいもの・ことに共感するユーザーがターゲットとなるだろう。

栗原はるみさんのファン層の最大母数は、リフォーム適齢期の50〜60代の女性であり、膨大な潜在的ユーザーを発掘できるという期待が膨らむ。仕事を引退してライフスタイルが変わる世代でもあることから、単に設備機器の交換に留まらず、プラスαとして新しい暮らし方を提案してはいかがだろうか。このキッチンを展示しているショールームを利用したイベントによる集客や、新しいプロジェクト「harumi's kitchen ambassador」を活用することで、差別化できる仕組みを構築できるチャンスである。

 

 料理をもっと楽しもう「harumi's kitchen」6つの特長

 

①ワークトップワゴン:使いやすい可動式のワークトップワゴン。安定感のあるキャスターで簡単に動かすことができ、使わない時はキャビネットに収納して。4面から出し入れが可能で、柱はマグネットOK。キッチンだけでなく、リビング、ダイニング、テラスどこでも好きな場所に移動し、作業スペースやサブテーブルとして活躍する。発売後、6つの特長の中で一番注目が集まり、最もユーザーに反響が強いアイテムである。

②奥行き70cmのカウンター:大理石のキッチンカウンターは、奥行き70cmで、通常よりも5cm広め。ゆったりと使うことができ、コンロ奥にちょっと物が置けるサイズ。厚みのある質感は見た目が美しく清潔感があってお手入れもカンタン。

③イス用のフック:キッチンカウンターのサイドパネルには、椅子をかけるフックを設置。いつでもすく使えるように折りたたみ椅子をかければ、邪魔にならず、キッチン空間がスッキリする。

④跳ね上げ式扉:このネイビーカラーがキッチンのアクセントになっている。ウォールキャビネットが観音扉ではないのは、扉を開けっ放しのままテキパキと使いたいという発想から。

⑤カップボードのストッカー:サブキッチンのオープンストッカーは、引き出しの上から中身が見えている。引き出せば一度に見渡せ、奥にしまっている物も忘れる心配がない。隙間から中が見やすいことで探し物が楽になり、用途に合わせて自由に自分らしい使い方が楽しめる。

⓺サブシンク:メインキッチンに対してサブキッチンを作ることで、二つのシンクの使い分けが可能。2人目、3人目の人が野菜を洗ったり、水を敷き詰めてワインを冷やしたり、家族やお客様に手伝ってもらいやすくなる。可動式のワークトップワゴンが一台収納。

 

 

 

   
photo

①ワークトップワゴン

photo

②奥行き70cmのカウンター 

photo

③イス用のフック 

photo

④跳ね上げ式扉

photo

⑤カップボードのストッカー

photo

⓺サブシンク