注目メーカーを徹底解剖

ウッドワンのシステムキッチン「スイージー」がリニューアル!より上質に、より使いやすく(株式会社ウッドワン)

ウッドワンは、無垢のフローリングや階段・室内ドアなどの建材のほか、システムキッチンや洗面台などの住宅設備機器を提供する木質建材メーカー。「木のぬくもりを暮らしの中へ」をコンセプトに、ニュージーランドの自社森林で、計画的に植林した木材を使った商品開発を行っている。

今から10年前に誕生した同社のキッチンシリーズ「スイージー」は、厳選した無垢の木材を採用したシステムキッチンである。キッチンには、数多くの選択肢があるが、一般的に木のキッチンといえば、オーダーや造作が主流だ。しかし、「スイージー」は手の届く価格で安定した品質を備えた商品を提供。毎日使うものだからこそ綺麗が続き、手に触れる度に木のぬくもりが感じられる仕様にこだわっている。その考え方に共感を抱くファンの数も多い。

 時代の価値観に合わせて一つ一つを見直した

そんな「スイージー」が、昨年秋にリニューアルを果たした。ウッドワンプラザ新宿で商品案内の担当者に、リニューアルに至った経緯とポイントを聞いた。「この10年で人々の暮らしや価値観は大きく変化しました。量よりも質、モノからコトへという考え方がクローズアップされるように。そこで、デザイン・収納・素材面でより上質さを追求し、使い勝手の良い設備機器のラインナップを充実させました。」 

 

 内側も外側も上質な仕様と世界観に

リニューアルポイントは主に3つだ。1つ目はベースキャビネットの引き出し仕様の見直し。まず、引き出しレールをシンプルな形状に。見た目が美しくなり、開閉のガタつきも軽減したという。次に、引き出し底面を2種類に分類。小物を入れることの多い上段・中段・引き出しには、ざらついた質感で収納物が滑りにくくなる「ノンスリップマット」を用意。その他の引き出しは、液だれや汚れに強い「ステンレス仕上げ」で清潔さを保つことができる。そして、引き出し内部のカトラリートレーは、樹脂トレーからアルミと木でできた仕切り部材に。スタイリッシュになり、扉を開いても「スイージー」の世界が広がる仕様へと変化した。

2つ目は、設備機器の拡大。10年間ファンのお手入れ不要のレンジフードや共働き家族にオススメのミレー社の大型食洗機などをプラスし、水洗金具も大幅にリニューアルした。新しさや素材感のあるワークトップや取手も導入。特に取手は、真鍮や陶磁器などの特徴のあるアイテムがラインナップに追加された。

最後の3つ目はワークトップの見付の変更だ。模型化(25mm厚に)することでインテリア性がアップ。他の家具とのコーディネートが益々しやすくなった。「スイージー」と同様の素材で作られたカップボードを合わせれば、より統一感のあるLDKを実現することができるだろう。

更にリフォームや狭小住宅に最適なP型キッチン(奥行750mm)が新登場。ダイニングとキッチンのつながりを豊かにするリビング側オープン収納棚仕様タイプも加わった。時代のニーズに合った商品が多数揃っているので、リフォームプランニングの際は、チェックをお忘れなく。

 

   
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“置く”と“しまう”が共存する収納プラン

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素材の良さを活かしたシンプルなスライド取手