■流レールボール |
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システムキッチンに搭載された「流レールシンク」のアイディアを採用した新発想の洗面ボール「流レールボール」。ボール底面中央を高くするという逆転の発想で、手洗いや洗顔等の作業を行うことでボール全体に水が行き届きやすく、さらにゴミをボール周囲の「流レール」に集めて自然に排水口へ流す仕組みである。ボールの材質は人工大理石で、高さ2メートルから硬いものを落下させるという過酷な実験を繰り返し、陶器やホーローに比べて割れにくい素材を採用。また意匠性にもこだわり、従来80ミリあった手前の厚みを25ミリと薄くすることでスッキリとしたデザインに変身。そして他社にはなく、従来から人気の「ウエットゾーン」は残し、濡れたスポンジなどちょっと置けるスペースに。更に排水口は外して洗えるヘアキャッチャーを新たに採用している。底面の造形は隙がないほど美しく、ボール全体にまんべんなく水がいき渡るまで「水の広がり」を追求し、デザインと機能を探求し続けること約1年、デザイナーさんの果てしない苦労が感じられた。
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