注目メーカーを徹底解剖

接着剤不要!熱・汚れにも負けない!カッターで切れて施工も簡単!           フローリングフォームの決定版ペルゴLVTフロア【樹脂系フローリング】(株式会社北州) 

 

住宅メーカー・建設資材販売の株式会社北州は、2016年3月に発売した「ペルゴ ラミネートフロア」(木質系フローリング)に続き、耐久性と施工性に優れた「ペルゴLVTフロア」(樹脂系フローリング)を2017年3月1日より販売した。世界トップシェアの床材メーカーであるホモーク社のグループ会社であるベルギーのユニリン社製の床材で、同社が日本総輸入販売元として輸入している。

前回登場した「ペルゴフロア」は「ペルゴラミネートフロア」(木質系フローリング)に名称を変更し、新登場の「ペルゴLVTフロア」(樹脂系フローリング)と区別している。

LVTとは、Luxury Vinyl Tileの略ではあるが、多くの塩ビ系床材とは異なり、置き敷き工法の為施工・撤去が容易で、熱による伸縮がほとんどなく床暖房にも対応。

これまでの床材のデメリットを解消した機能性・施工性に優れた革新的なフロアタイルである。

厚さわずか4.5mm 床暖房も遮音フロアも重ね貼り 

コア層には不純物や再生塩ビを含まない純粋なPVCを使い、極めて微細なガラス繊維を含ませることで寸法安定性が飛躍的に向上。60℃の環境下でも熱による伸縮がほとんどなく、床暖房に対応している。床暖房パネルとフロアが接着されている場合が多い為リフォームの際に大掛かりな工事になってしまうというが、ペルゴLVTフロアなら釘を使わず置き敷きで既存フロアの上から施工ができるので、工期が短縮され、工事費用も抑えられる。

また、厚みが4.5mmと一般的な床暖房対応フロアの半分以下の為、熱効率が落ちない。そして、マンションリフォームでよく問題になる遮音フロアの場合も、重ね貼りが可能であることからニーズが高く、導入ケースが増えている。

さらに、既存の床を剥がさないので産業廃棄物も出ないというメリットも。人にも環境にもやさしい床材である。

 ワックス不要 ペットや車椅子もOK 水廻りや短工期の現場にも

表面保護技術(チタンV)により、磨耗や傷、衝撃や汚れに強いのも特徴の一つ。ペットを飼っている、車椅子や歩行器による痛みや凹み、窓際の紫外線劣化、お手入れが面倒などの悩みを解消してくれる。油汚れを弾くのでワックス掛けが一切不要となり、100%防水だから一般住宅の水廻りやキッチンに最適である。さらに、アパート・マンションの賃貸物件や商業施設に採用した場合も、退去時や後々のリニューアルの際の容易に剥がすことができ、部分貼り替えをすることで施工の省力化にも繋がるとのこと。

また、国際的な特許を取得したサネ形状「パーフェクト・フォールド」による4方完全ロック式で、接着剤を使わず既存の床に上貼りする簡単施工。カッターで切断できるので、丸ノコによる埃や騒音もなく、接着剤を乾かす時間も必要なくなり、早くて静かなリフォームを実現。通常は6畳の貼り替えに2〜3日かかるところを、なんと1時間で一新してすぐ使えるのだ。「痛みが目立ってきた床をリフォームしたいけど大変そう」というお客様に是非提案してみよう。

 高級感のあるデザイン ヨーロッパのスタンダード

デザインは、トレンドを意識した木目調5種と石目調3種をラインナップ。木目調(クラッシックプランク 長さ:1,251mm×幅:187mm×厚さ:4.5mm)、石目調(タイル 長さ:1,300mm×幅320mm×厚さ4.5mm)。今までのラミネートフロアではできなかった究極の「質感」で最新の表面加工技術により限りなく本物に近い質感を再現している。1柄につき8〜12種類のデザインパターンがあり、単調な柄の連続ではなく、高級感のある仕上がりも可能に。用途に合わせて楽しめる。

「ヨーロッパでは、接着工法から置き敷き工法に市場が切り替わってきています。この床材が当たり前の時代が、すぐそこまで来ています。ノリ・クギを使わない置き敷き施工で、熱・汚れに負けない凄い床!従来のクリックタイプのラミネートフロアと比較しても早く施工が出来ますし、メンテナンスが楽なので一般住宅にお勧めです。材料コストは塩ビタイルと比較すると一瞬割高に感じるもの、接着剤を使わない、ワックスも要らない、アフターメンテナンスも考えると、トータルでは安くなりますよ。」と担当者。

ヨーロッパのスタンダードがこれから日本でも普及し、床材の常識が変わることを予測しつつ、一般ユーザーリフォームのみならず、オフィスでも活用されるであろうこれから押さえておきたい商材だ。

 

   
photo

ペルゴLVTフロア

photo

5層構造のフロア断面

photo

ペルゴLVTフロア デザインバリエーション