注目メーカーを徹底解剖

子どもたちの学び空間を豊かにする「アイカ工業」のキッズ洗面(アイカ工業株式会社)

 年齢・体格・人数に合った最適な手洗い空間を実現

アイカ工業は、言わずと知れた化粧材のリーディングカンパニー。独自の技術で加工し、ユニバーサルデザインなども加えた豊富な種類の化粧材を住宅設備だけでなく、オフィスやホテル、病院などの公共施設に届けている。

そんな同社は、2015年育児・教育施設向け商品の発売を開始した。メイン商品は、同社ならではの確かな加工技術を駆使して作った『キッズ洗面セット』。子どもたちが自ら進んで手洗いしたくなる様な安全で使いやすい、そして楽しい洗面空間を提供する。建装・建材カンパニーの担当者は、「近年、女性の社会進出などによる共働き世帯の増加とともに保育施設が増えています。そういった背景も受け、『キッズ洗面セット』は、発売開始以来大ヒット商品となっているのです。」と話す。

『キッズ洗面セット』は、専用キャビネット・大型手洗いシンク・水栓器具の組み合わせ。シンクのエッジ部分はR加工が施され、安全に配慮した設計になっている。水栓器具は立水栓タイプと壁水栓タイプの2種類から選ぶことができるという。

そして、何と言っても魅力的なのが、豊富なカラーバリエーションが揃うキャビネット。6色の単色と3種の木目、2つのイラストタイプから選ぶことができる。扉・側板はもちろん、蹴り板までメラミン化粧板を使っているので、キズや汚れに強い点もうれしい。さらに、今年の2月にはステンレス架台も新たに登場。水に強いステンレス仕様なので、湿式清掃されるトイレや洗面室への導入も可能になった。

また、『キッズ洗面セット』は、子どもたちの体格にもきめ細かく対応している。高さは450ミリから650ミリまで50ミリごとに5パターンを用意。長さも1人用から5人用までが揃っているので、子どもたちの年齢や人数、施設環境に応じた商品をセミオーダーすることができる。

 育児施設のニーズに応えた商品のラインナップ

同社では『キッズ洗面セット』の他にも、メラミン製の吊り戸棚やトイレブーズ、グラフィカサインなどの育児・教育施設商品を展開している。どれも現場の保育士さんたちの声をもとに商品化したものだ。特に今、多くの保育所で問題になっているのが、収納スペースの不足。保育所の収容人数は、園児1人当たりに対する有効な床面積で決まるため、できる限り床置き収納を設けないようにしているからだ。しかし、吊収納なら床面積を減らさずに収納スペースを作ることができる。育児・教育施設の新設やリニューアル案件の際は、『キッズ洗面セット』と合わせてトータル提案をしてみてはいかがだろうか。

   
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キッズ洗面セット サイズバリエーション

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 イラストタイプのキャビネット

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吊収納は5枚扉まで用意