注目メーカーを徹底解剖

トクラスバスルーム『YUNO(ユーノ)』新発売(トクラス株式会社)

 

2013年にヤマハリビングテックから商号変更をしたトクラスでは、ものづくりに対する情熱や伝統を継承しつつ、長年の歴史で培った独自の技術を活かしながらこだわりの商材を開発している。「ずっと、こころに届くもの」というブランドコンセプトのもと、品質の高いロングライフ製品をお客様一人一人の暮らしに合わせて提案をしている。

 コンセプトは「長湯品質」夜の露天風呂をイメージ

4月23日に発売したトクラスバスルーム『YUNO(ユーノ)』は、お風呂の心地よさを徹底的に追及したラグジュアリーグレードのシステムバスである。情報過多な現代において、まるで風景を愉しむ温泉のように、日常の喧騒から離れて味わう心地良さをバスタイムで感じられる。

くつろげる光にこだわった「みなもライト」は、従来に比べ、光の拡散を抑えることで演出効果を高め、水面の柔らかな光のゆらぎが天井に映し出される。更に開放的な景色をモチーフにした壁「コートウォール」が露天風呂で風景を眺める様な感覚にしてくれる。

 なめらかな肌ざわり 上質な入り心地にこだわる

人造大理石のバスタブ「エクランシリーズ」。約9mmの人造大理石層の表面に超平滑性樹脂層「ゲルコート(タフぴかコート)」を成形することで、艶やかで肌ざわりの良い入り心地を実現している。

浴槽のデザインは2種類。石の塊をイメージしたブロッコタイプは飽きのこないすっきりしたシルエットで、直線的な外観と内側の首当たりのやさしい曲面が特徴的。人間工学的に基づくエルゴタイプは、バスタブも洗い場も広々ゆったりと安らぎに包みこまれる様な曲線が心地良い。これは緩やかな曲線の楽器に精通したヤマハのDNAを受け継ぐトクラスらしいデザインだ。エクランは透明感に優れ、中でも深海の様な深い藍色が美しい「ラピスネイビー」は必見。

 ふり注ぐ癒しサウンド 音にこだわる

臨場感あふれる浴室音響システム「サウンドシャワーe」が標準装備に。トクラスならではの高音質スピーカーは、浴室という特殊な環境でもしっかりと低音を響かせる「Wバスレフ方式」を採用。手持ちの音源機器と接続するだけですぐに使え、音量は浴室の中からリモコン操作ができる。お気に入りの音楽はもちろん、小川のせせらぎや心を落ち着かせるヒーリングサウンドを聴きながら入浴すれば、最上級のリラックスタイムが完成するだろう。

 デザイナーに直撃 『ユーノ』に込める想い

商品の特性に加え、さらにルーツを知るために、商品企画部のデザイナーの方に話を伺った。

入り心地と居心地を追求

今回新商品を開発するにあたり「一秒でも長く居たくなる空間を実現する」というキーワードを設定しました。従来の日本のシステムバスは、お手入れ性や機能性を重要視していますが、もう一つ重要な要素は「ゆったり浸かること」。それは「入り心地」と「居心地」であり、その次の段階としてお掃除や準備など入浴前後のストレスをなくす機能です。

まず、浴槽の肌ざわりの良さとリラックスした姿勢で入浴できる形状にこだわっています。そして浴槽に身を委ね、ゆったり浸かった時の視線の先につい眺めたくなる自然の風景を作りました。それが光と壁と音です。壁の柄は遠くまで眺めているような奥行きを感じるデザインを。例えば、山並み・荒々しい川の流れ・さざ波・無数の泡のイメージなど、新しい製法を用いて従来のパネルには無い大きな柄やグラデーションで表現しました。細かいところでは、浴槽に入っている時と、立ってシャワーを浴びる時では表情が変わる様意識してデザインしています。ぜひショールームで体感してみてください。

「バスタイム」をリフォームする

これからのリフォームはお風呂を変えるだけではなく、「お風呂で過ごす時間」を変えて欲しいと思います。『ユーノ』には、湯 + UNO(ひとり)、ゆったりと個人の時間を過ごす、一人で愉しむ、という意味があります。特に社会的に責任世代の方々へ向けて、少しでもバスタイムで疲れを癒してストレスを減らして欲しいという思いがあり開発しました。ゆったり過ごす時間を増やすためにも、自動洗浄「おそうじ浴槽」はとても評判が良く時短に繋がります。お風呂に行かなくても排水栓が閉まりお湯はりをする「わすれま栓」もお勧めです。ショールームで実際に入って比べていただき、『ユーノ』と過ごすバスタイムを体感して下さい。

 

 

   
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〝光のゆらぎ・肌ざわり・音〟でつい長湯したくなる心地良さ

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エルゴタイプのバスタブ。まるで遠くまで続く山並みの様なデザインが美しい

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天井に反射した光のゆらぎ

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浴室音響システム「サウンドシャワーe」

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いつまでも眺めたくなる情景ばかり