意識で差がつく防犯対策

意識で差がつく防犯対策

凶悪犯罪が増加しているこのご時世。しかし、ご自宅の防犯対策について無策なご家庭は少なくないです。被害者になる前にちょっとした工夫で大切な我が家・家族を守りましょう。一般家庭で遭遇する犯罪の多くは空き巣などの侵入窃盗です。実は侵入窃盗、犯人は手当たり次第に侵入するのではありません。入念なリサーチを行い、成功する確率の高い家を見つけて侵入します。

まず犯人がターゲットとして狙うポイントは?

①人通り・人目が少ない街か?

②留守が多い家が多いか?

③入りやすく逃げやすい街並みか?

④お金の多そうな住宅が多いか?

どの様な家が狙われやすい?

当然、留守にしている家(タイミング)を大前提で狙います。

【戸建て住宅で狙われやすいタイプ】

■高い塀や壁などで囲まれている

■ベランダ・窓など侵入口付近に足場がある。

■周囲に人気がない・外からの死角が多い

いずれも犯人にとっては狙いやすいターゲットになります。

 

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・住宅対象侵入窃盗の侵入口

住宅対象侵入窃盗は、縁側、ベランダ、居室等の窓からの侵入が60.1%と多くなっています。玄関等の出入口からの侵入については39.9%となっています。

・空き巣の侵入手段

空き巣の侵入手段は、一戸建て住宅では「ガラス破り」が、中高層・その他の住宅では「無締り」が多くなっています。

・出鼻を挫いて諦めさせる

 犯人はできるだけ短時間で侵入して犯行を済ませたいと考えています。つまり侵入に時間がかかる程、被害にあう可能性は低くなります。実に5割以上の犯人が,侵入時間に2〜5分を超えた場合に諦めます。

・防犯対策【警視庁が推奨する防犯対策】

【ドアの防犯対策】

・補助錠を取り付ける

1つのドアに錠が2つ以上ついていると、侵入に時間を要するため泥棒は嫌がります。

・ガードプレートを取り付ける

ドアとドア枠に隙間があると、バール等の工具を差し込まれ、ドア錠を破壊される可能性があります。防犯性能の高い建物部品(CP部品)に交換しましょう。ピッキング(*1)、サムターン回し(*2)等の不正解錠に強い建物部品の設置を検討しましょう。

*1:鍵穴に特殊な工具を差し込んで、錠シリンダー部分を操作し解錠する手口

*2:針金、特殊工具を挿入してサムターンを回して解錠する手口

【窓の防犯対策】

・補助錠を取り付ける

サッシには補助錠を取り付けましょう。クレセント錠はロック付きのものが有効です。

・防犯フィルムを貼付する

ウィンドウフィルムを窓ガラス全面に貼付し防犯効果を高めます。 

・防犯生の高い建物部品(CP部品)に交換する

防犯ガラスに交換すると、破壊するのに時間が掛かり、侵入を困難にします。また、強度の高いシャッター・面格子も有効です。

 

 

   
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住宅対象侵入窃盗の侵入口

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空き巣の侵入手段
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窓の防犯対策