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ワンストップ型中古住宅+リノベーションが拡大路線!

ワンストップ型中古住宅+リノベーションが拡大路線!

国や業界全体で「リノベーション」を後押し

人口減少、少子高齢化の進行に伴い、我が国の住宅ストック数は世帯数を上回っているという状況。空き家も増加しつつある中、将来的には新築の需要が減少するだろうという予測もなされている。住宅業界もこれまでの新築主体の動きから中古住宅をいかにして有効活用させられるかが求められる時代になってきた。

東日本大震災以降、住まいの「省エネ性能」、「安全・安心」を重視する層が増加。しかし、古い住宅の中には耐震性、省エネおいて現行基準を満たしていないものも数多くある。こういった住宅を現代のライフスタイルに合わせて再生させるのが「リノベーション」。最近よく耳にする言葉だ。大規模な工事を行って、性能を新築の時以上に向上させたり、価値を高めたりすることをいう。

「リノベーション」という言葉が注目を浴びる中、経済産業省は2015年度補正予算案に住宅の省エネ化を図るリノベーションを促進する事業を盛り込んだ。予算総額は100億円。その内容は、高性能な窓、サッシ、断熱材を用いた住宅の断熱改修を支援するというもの。同省が指定した建材や設備を使用して改修した場合に、一戸あたり上限150万円の補助金が支払われる。

この施策からも分かる様に、政府も中古住宅、リフォーム市場の活性化に向けて環境整備を進めている。

 

 

 

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新ビジネスモデル「ワンストップ型」が人気

リノベーションに興味のあるユーザーに人気のあるのが「ワンストップ」でサポートしてくれるリフォーム店。従来は単独で事業展開していた不動産業と事業提携したり、事業領域を不動産業に広げ、差別化を図る動きが顕著になっている。また古くから地域密着でリフォーム業を行っていた信用とネームバリューを利用して独自で不動産業を展開するリフォーム店も現れている。

ユーザー様にとって中古住宅を購入してリノベーションをするとなると、物件探しから住宅ローンの比較、リフォーム工事内容のプランニング・施工まで自らが関わらなければならない工程は盛りだくさん。それら全てを一貫して任せられるのは心強い。ある企業においては今期の売り上げを前期の約2倍と計画しているほどの盛況ぶりだそう。また消費者に「ワンストップ型」サービスが広く受け入れられている背景から、ある住宅情報サイトを運営する会社ではリノベーション専門サイトをリニューアル。掲載する情報を中古住宅の購入とリノベーションを「ワンストップ」でできる会社に特化した。

この様にリフォーム市場において、ワンストップソリューションという中古住宅+リフォームから一歩進んだ新たなビジネスモデルが拡大中。リフォーム店にとって、ユーザー様のニーズに応えるサービスがますます必要となってくると予想される。

 

 

  

 

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