HOME > ソーゴーのビジネス支援力 > リフォームビジネストレンド > 中古住宅は本当に人気薄?

中古住宅は本当に人気薄?

中古住宅は本当に人気薄?

新築志向への疑問

昨年11月末、内閣府から「住生活に関する世論調査」のアンケート結果が発表されました。前回の調査は2004年で、10年ぶりの調査になります

 

この調査で「住むなら新築」と回答した方が戸建て・マンション合わせて73%にも及びました。中古住宅を希望するのは1割未満という結果となり、日本人の相変わらずの新築志向がうかがえます。この結果に国土交通省の担当者が「中古住宅流通市場を活性化するためには相当な施策が必要だ...」と新聞記事にありました。

 

先の数字を単独で見ると、一見中古住宅は不人気のように見えます。しかし、10年前の調査では中古住宅希望者はわずか3.4%に過ぎませんでした。読み替えると、今回の数値は10年前から3倍近くに増えたという読み取り方もできるでしょう。中古住宅を支持する理由の第1位は「新築より価格面でも手が届きやすいこと」であり、61.0%も支持されています(複数回答)。

 

 

photo*購入したい住宅

 

 

新築がよい理由を確認してみると、第1位は「間取りやデザインが自由に選べる」(65.5%)次いで「全てが新しくて気持ちいい」(60.9%)となっています。

 

しかし、この要因はリフォームでも実現可能です。間取りやデザインは構造部の変更以外であればほぼ可能ですし、スケルトンリフォーム等によって空間をリフレッシュでき、新築同様の住環境を提供できます。

 

中古住宅を嫌う理由として「人が住んでいた後には住みたくない」(21.4%)、「耐震性や断熱性など品質に不安がある」(17.5%)といった理由もありますが、リフォーム工事の質次第でこうした不安の払拭は十分可能といえます。

  

 

photo*新築が良いと思う理由

 

多様な住まい方のサポートを

ハウスメーカー担当者によると、スケルトンにしてフルリフォームして『構造以外新築と遜色ない性能や居住性』とアピールしても高齢の内見者は絶対購入しない。見学会で実際の空間を見ているにも関わらず、最後には『やっぱり新築でないと...』と成約に至らないそうです。

 

しかし、一次取得層など若い世代には中古への抵抗が少ないことは近年のリノベーション人気からもうかがえます。つまりは「中古は良くない」イメージの一層の払拭が、事業者も業界も必要だということでしょう。

 

冒頭の調査ですが、住宅を「所有したい」志向の方は74.9%で10年前より約4ポイント減り、対して「所有にこだわらない」が4.4ポイント増の16.5%と伸びています。住まい方が多様化している昨今、例えば「中古住宅+リフォーム」「リノベーション賃貸」等魅力ある住空間の提供によって、新たな顧客の獲得につなげられそうです。