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注目メーカーを徹底解剖

最近の家具の傾向とこれからの企業戦略とは(カリモク家具株式会社)

 

77年前に愛知県刈谷市に木工所を創業以来、刈谷木材工業として国産家具を生産・販売、7年前にカリモク家具販売と統合して「カリモク家具株式会社」を設立。家具業界の最大手となったカリモクグループは、資材会社・製造会社・販売会社の3部門11社から成る。今回は新横浜ショールームで、最近の傾向やこれからの企業戦略について伺った。 

 顧客ニーズの2極分化

「2017年はユーザー様の意識の変化を感じた年でした。」と語る担当者。これまで家具は家具屋さんでという意識は強かったのが、通販でも気軽に家具を買う人が増えてきた。一方、付加価値の高い家具への志向も強くなり、低価格な商品と付加価値の高い商品、いわば2極分化が進み始めている。

それに対し、各メーカーが自社の強みを全面に出して差別化を図っているようだ。例えば、張地メーカーとタイアップして、カラーリングや素材の数を増やしたり、新しいデザインに取り組んだり。特徴をより明確にする事で、ユーザーも選びやすくなっているのかもしれない。

 

 徹底した高品質で差別化を図る

座り心地にこだわり、長く愛される家具を作る。そのためにJIS規格の他にカリモクグループ工業規格「KGIS」という独自の規格を設けて品質管理を徹底し、アフターメンテナンスをより充実させ、ブランドイメージを厳しく守っている。設計、生産、管理、メンテナンスといった一連の流れが全てグループ内で行えるのは強みである。

また新しい取り組みとして、ハウスメーカーやリフォーム店とのタイアップも。これまで、ショールームに単独で見に来られたユーザーが住宅メーカー、リフォーム店を通して購入するという流通の変化にも取り組んでいる。

 

 最上級の家具を推奨

一番高級なゾーンに位置する「domani(ドマーニ)」は、時を超えて受け継がれる誇り高きブランド。家具づくりへのこだわりと技術の粋を集結させている。クラシカルなデザインにこだわりのある方向けに展開。例えば椅子の木彫りはイタリアの職人が行っており、日本ではまず不可能。とはいえ、高級輸入家具ほどの価格ではなく、現実的な価格になっている。

その中でもモダンスタイルな〝エクセルライフ〟は見逃せない。「お陰様で多くのファンの方に支持され、新しいマンションを一式domaniで揃える方もいらっしゃいます。6月に新商品が登場しますので、LDK以外にも新しい家具を展開していく予定です。」

 

 体感型ショールームの活用

リビングやダイニングルームをそれぞれ素材の違う家具で再現し、実際に座ったり、触ったりして素材感を味わい、一つの空間として体感できるショールーム。主力商品はダイニング・リビング家具、そしてTVボード。中でも最近は「リクライナー」が人気で、レバーがなく、好きなところでリクライニングが止められるのが特徴的。

「リフォーム店の方は家具に触れる機会がまだ少ないと思いますが、是非お近くのカリモクショールームで、気軽に家具を体感していただきたいと思います。」

今後はショールームの充実と合わせてHPの充実も行うので、是非チェックして活用してほしい。

 

   
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床材と家具のコラボレーション

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主力商品のダイニングセットが並ぶ大型ショールーム

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高級志向のお客様に人気の「domani ルイ」

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「domani」エクセルライフ

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「リクライナー」はショールームでご体感ください